投資を始める前の私は、何も分からなかった
今でこそ「貯める・増やす・楽しむ」と、お金の使い道を分けて考えるようになりましたが、投資を始めたばかりの頃は、投資についてほとんど何も知りませんでした。
勉強もほとんどせず、「とりあえずやってみよう」という気持ちで始めたのを覚えています。
最初の頃は、自分が使っている製品やサービスの会社の株を、なんとなく買っていました。
楽天、オンワード、サンマルク……。
「普段使っている会社だから」「知っている会社だから」という理由で選んでいて、今思えば、かなり感覚的な投資だったと思います。
もちろん、それでうまくいくこともありました。
でも、よく調べずに買っていたので、損をすることも少なくありませんでした。
そして、私にとって投資に対する考え方が大きく変わる出来事がありました。
株式投資を始めてから半年ほど経った頃、新型コロナウイルスが流行しました。
株価は大きく下落し、私の資産も一気に半分ほどまで減りました。
それまで「株価が下がる」と言われても、どこか他人事だった私にとって、実際に自分のお金が大きく減る経験は衝撃的でした。
この経験から、私は投資について少しずつ勉強するようになりました。
そして今は、投資は「よく分からないまま始めるもの」ではないと思っています。
その一方で、すべてを完璧に理解してからでないと始められないものでもないと思っています。
大切なのは、最低限の基本を知ったうえで、自分に合った金額・方法で始めること。
今回は、投資初心者だった私が、投資を始める前に知っておきたかったことをまとめてみます。
投資初心者が最初に知っておきたかった7つのこと
① 投資は必ず増えるわけではない
まず、一番最初に知っておきたかったのが、
投資には、増える可能性がある一方で、元本割れする可能性もある
ということです。
当たり前のことのようですが、投資を始めたばかりの頃の私は、このことを十分に理解していませんでした。
「投資=お金を増やす方法」
というイメージが強かったのだと思います。
でも、実際には株価が上がることもあれば、下がることもあります。
私自身、新型コロナウイルスの流行による株価の下落で、資産が大きく減る経験をしました。
だから今は、
投資は「お金を必ず増やす方法」ではなく、リスクを取って、将来のためにお金を育てる選択肢
と考えています。
もちろん、投資にはリスクがあります。
だからこそ、「どれくらい増えるか」だけではなく、「どれくらいのリスクなら自分は受け入れられるか」を考えることも大切なのだと思います。
② 投資するお金の目的を決める
投資を始めたばかりの頃、私は「余ったお金は投資に回そう」と考えていました。
ところが、これが私には合っていませんでした。
急にまとまったお金が必要になったとき、手元に現金がなく、投資している株を売らなければならないことが何度かありました。
しかも、株価が下がっているタイミングだったら、売りたくなくても売らざるを得ません。
この経験から、お金にはそれぞれ役割を持たせることが大切だと考えるようになりました。
例えば、
近いうちに旅行で使うお金
→ 貯金
数年以内に買いたいジュエリーのお金
→ 貯金
当面使う予定のない将来のお金
→ 投資を検討
というように、「いつ使うお金なのか」を考えてから、お金の置き場所を決めています。
「投資するかどうか」を考える前に、
「このお金は何のためのお金?」
と考える。
これは、投資を始めてから私が特に大切にするようになったことです。
③ 少額からでも始められる
投資を始める前の私は、
「投資って、まとまったお金がないとできないんじゃない?」
と思っていました。
そのため、私は100万円を貯めてから投資を始めました。
でも、今振り返ると、最初からそんなに大きな金額を用意する必要はなかったと思います。
投資は、必ずしもまとまったお金がないと始められないものではありません。
例えば、毎月1万円など、無理なく続けられる金額から始めるという方法もあります。
大切なのは、「いくらから始めるのが正解か」ではなく、
投資をしても日々の生活や貯金に無理がない金額はいくらなのか
を考えること。
最初から大きな金額を投資するよりも、まずは小さな金額で投資に慣れていくという考え方もあると思います。
④ 長期で考える
投資を始めると、どうしても短期的な値動きが気になります。
「今日は上がった!」
「昨日より下がっている……」
と、毎日の株価をチェックしたくなります。
私も投資を始めた頃は、株価の上下に一喜一憂していました。
でも、将来のために投資をするのであれば、
「今日いくら増えたか」だけを見る必要はない
と考えるようになりました。
投資は、短期間で結果を出すことだけが目的ではありません。
「今すぐ使うお金」ではなく、「将来使うかもしれないお金」を育てるのであれば、短期的な値動きだけに振り回されないことも大切です。
もちろん、長期で投資をすれば必ず利益が出るという意味ではありません。
それでも私は、目先の値動きだけではなく、長い時間をかけて考えるという視点を持つようになりました。
⑤ 分散するという考え方
投資を始めたばかりの頃は、「これが良さそう」と思ったものに集中してしまいがちでした。
でも、投資について知っていく中で、
一つのものにすべてのお金を集中させない
という考え方を知りました。
投資先を分けることで、特定の会社や資産の値下がりによる影響を抑えることができます。
「全部を一つに賭けない」というのは、投資を始める前の私が知っておきたかった基本の一つです。
ただし、分散すれば損をしなくなるわけではありません。
リスクを小さくするための考え方の一つとして、知っておくことが大切だと思っています。
⑥ 手数料や税金も考える
投資初心者の頃は、
「どれくらい増えるんだろう?」
ということばかり気になっていました。
でも、投資を続けていくうちに、「増える金額」だけではなく、手数料や税金などについても考える必要があることを知りました。
特に投資信託などは、商品によってかかるコストが異なります。
そのため、投資先を選ぶときには、リターンだけを見るのではなく、
- どんな商品なのか
- どのくらいのリスクがあるのか
- どんな手数料がかかるのか
- 税金はどうなるのか
などを確認するようになりました。
「よく分からないけれど、人気だから買ってみる」という選び方をしなくなったのは、投資を始めた頃と比べて大きな変化です。
⑦ 投資を始めても、貯金は必要
投資を始めると、
「投資をするなら、貯金はそんなに必要ないのでは?」
と思うかもしれません。
でも、私は今、
投資を始めた=貯金が不要になった、ではない
と考えています。
むしろ、
貯めるお金と、増やすお金を分ける。
そして、
楽しむためのお金も残す。
という考え方をしています。
例えば、近いうちに使う予定のある旅行資金まで投資に回してしまうと、旅行に行きたいタイミングで株価が下がっている可能性があります。
だからこそ、
「これは貯めるお金」
「これは増やすお金」
「これは楽しむお金」
と、それぞれに役割を持たせる。
私にとっては、この考え方が投資を続けるうえでとても大切になっています。
投資を始める前に、私が考えたこと
投資を始めた当時の私は、正直なところ、ここまで深く考えていませんでした。
「とりあえずやってみよう」
そんな気持ちで始めた投資でした。
でも、失敗や経験を重ねる中で、今は投資をするときに、
「いくら投資する?」
「どのくらいの期間で考える?」
「このお金は、いつ使う予定?」
「投資しても生活に困らない?」
と考えるようになりました。
特に大切なのは、「投資できる金額」ではなく、
「投資しても困らない金額」
を考えることだと思っています。
投資は、生活を豊かにするための選択肢の一つ。
投資をすることで日々の生活が苦しくなってしまっては、本末転倒です。
だから私は、まず日々の生活に必要なお金や、近い将来に使うお金を確保して、そのうえで将来のためのお金を投資に回すようにしています。
投資は「お金を増やす」だけではなかった
投資を始めて、一番大きく変わったのは、資産額だけではありません。
お金について考えるようになったこと自体が大きかった
と思っています。
投資を始めると、株価だけではなく、企業のニュースや経済の動き、世の中で起きていることにも少しずつ興味を持つようになりました。
「このニュースは企業にどう影響するんだろう?」
「なぜこの会社の株価は動いたんだろう?」
そんなことを考えるようになり、以前よりも世の中を見る視点が増えたように感じます。
そして何より、
お金は「貯める」だけではなく、「増やす」という方法もある。
ということを知れたのは、私にとって大きな変化でした。
もちろん、投資にはリスクがあります。
だからこそ、貯金をなくしてまで投資をするのではなく、自分の生活や目的に合わせて、貯めるお金と増やすお金を分けていく。
そして、旅行やジュエリーなど、今の自分が楽しむためのお金も大切にする。
私にとって投資は、単純に「お金を増やすためのもの」ではありません。
未来の自分の選択肢を増やすための一つの方法。
今はそんなふうに考えています。
「貯める、増やす、楽しむ。」
どれか一つを選ぶのではなく、3つを自分なりのバランスで大切にしていく。
これからも、そんなお金との付き合い方を考えていきたいと思います。



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